FREE AREA1

コチラは宇宙世紀、1st・z・CCA以降など。
メインはシャア様、セイラさんと友人兼恋人のようなアムロ、シャア様の愛犬が登場してます。
基本はほのぼの、偶に年齢制限有り。温いですが一応忠告。

02

「運命なんて言葉で終らせない」




運命を信じるほど俺はロマンティストじゃない。
それでも貴方との出会いは、運命としか言い様がないのかもしれない。
きっと初めてMSで戦った時から、俺の人生は貴方に縛られていたんだ。
その時は物凄く恐ろしい人だと思ったのに、あの泥道で会った貴方は酷く親切で穏やかで。
いくら中立コロニーといえど、敵艦クルーの俺に優しくしてくれるなんて。
そんな優しい人だとは思いもしなかった。
落ち着いた態度と、低く柔らかい声は大人の男性のもので、まだ子供だった俺には何もかもが眩しすぎた。
恐ろしいのに惹かれて止まない相手、それが貴方だったよ。
生身で殺し合ったり、一緒に酒を飲んで穏やかに話したり、大人気なく取っ組み合いの喧嘩をしたり。
俺は結構温厚だと思うのに、何故か貴方の前では喧嘩腰になってしまって、自分でも不思議だった。
でもそれは、貴方にだけは何も隠さず、自分をさらけ出す事が出来たからなんだ。
深層意識の中で、貴方は俺から絶対に離れていかない、という自信があったからだ。
俺と貴方はどこか似ているのかもしれない。
だから、反発するけど無意識に惹かれ合うんだろう。
自他共に宿敵と思っていた貴方と、共通の敵に立ち向かえた時、俺は心底嬉しかったんだ。
貴方が待っているから、怖いけど宇宙に上がろうと思えた。
同じ立ち位置で戦えば、誰よりも信頼できる人。
安心して背中を任せられる、たった一人の人だと思っていたのに。
なのに、シャア。
貴方は又、俺の前から姿を消してしまった。
数年ぶりに再会できたと思えば、数年後には真正面の敵として現れるなんて、貴方はほんとに酷い人だ。
一緒に戦った皆を裏切ったこと、どう釈明するつもりなんだ?
ブライトもハヤトも、貴方を物凄く信頼していたのに、何とも思わないのか?
…いや、そんな卑劣漢じゃないことは俺が一番知っている。
良くも悪くも貴方は純粋な人だから、白か黒かはっきりしないとケジメがつかないんだ。
だから、極端に走ってしまったんだろう?
誰よりも地球の汚染を危惧していた貴方だから、それを加速させる人々が許せなかった。
違うかい?
そして、そんな自分が嫌で、道化を演じるのが辛くて、俺に殺されたかったんだろう?
残念だけど、俺は貴方を殺してなんかやらない。
もう二度と、貴方を失いたくないんだ。
百式の残骸を目の当たりにして、俺がどんなに後悔したか知っているか?
壊れたコクピットに貴方の姿がなくて、どれほどの喪失感に襲われたか解るか?
もっと早く、貴方と一緒に宇宙へ上がっていたらと思うと、悔しくて気が狂いそうだったよ。
他の誰かに殺されるくらいなら、俺がこの手で貴方を殺す。
でも、貴方が死んだら俺も生きていけそうにない。
敵同士は殺しあうのが運命、だとは思わない。思いたくもない。
そんな言葉で、俺と貴方を終らせたりはしない。

だから、シャア。

早くその、透き通るようなアイスブルーの瞳を開けてくれ。
そして俺を見つめてほしい。
早くその、低く柔らかい声音で俺の名前を呼んでくれ。
そうしたら、俺はもう二度と貴方の手を払ったりしないから。






CCA後の白→赤への告白。
シャアが昏睡状態で目覚めない時、枕元に座ってシャアの手を握りながら告白するアムロ。
相思相愛なのに気付かなかった、鈍感なニュータイプ二人に萌えます。
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