FREE AREA1
コチラは宇宙世紀、1st・z・CCA以降など。
メインはシャア様、セイラさんと友人兼恋人のようなアムロ、シャア様の愛犬が登場してます。
基本はほのぼの、偶に年齢制限有り。温いですが一応忠告。
メインはシャア様、セイラさんと友人兼恋人のようなアムロ、シャア様の愛犬が登場してます。
基本はほのぼの、偶に年齢制限有り。温いですが一応忠告。
敵の戦闘機部隊に凄腕のパイロットがいるらしい、との噂は、瞬く間に私の部隊にも聞こえてきた。
白と青と赤のカラーリングで塗装されたファイター、つまり戦闘機を駆って我が軍を脅かしているらしい。
精鋭機を瞬く間に撃墜したと聞けば、同じ戦闘機乗りの私が黙っていられる筈もない。
生憎私はまだ遭遇してはいなかったが、久々に手ごたえのありそうな敵機の噂に胸が躍る。
ジオンの<赤い彗星>の異名を取る私に対してか、敵機には<連邦の白い悪魔>などと異名をつけて呼んでいる。
…面白い。
その<白い悪魔>がどれ程の腕を持つのか、一刻も早く確かめたくて、私は出撃命令を心待ちにしていた。
そして、その機会は思ったよりも早くやって来た。
新型補給艦の護衛という形で<白い悪魔>が姿を現したのは、私には全く持って僥倖だった。
丁度アラート勤務中のこと、ブザーが鳴ると同時にブリーフィングルームを飛び出した私は、出撃を待って滑走路に待機中の真紅の愛機に飛び乗った。
「状態は!」
専門のメカニックに愛機"ザク"の調子を尋ねれば、にやりと笑って親指を突き出して見せる。
「絶好調です、シャア少佐!」
その声を聞きながら手早く計器をチェックし、ベルトを締めてバイザーを下す。
キャノピーを閉じるのを合図に、機体から離れたメカニックと挨拶を交わし、スロットルレバーをフルにする。
一瞬でジェット燃料に火が入り、耳を劈く轟音と共にザクは滑走路を駆け抜けた。
激しいGが、私を地上に縛りつけようと見えない無数の手を絡みつかせる。
その手を振り切り操縦桿を引けば、ほんの数秒で私は空に浮かんでいた。
後ろを振り返れば、僅かに送れて離陸した僚機が、真直ぐ私を追ってくるのが見える。
私は離陸時が一番好きだ。
これから行われるであろうドッグファイトへの期待が高まり、脳内をシナプスが駆け巡る。
巡航高度になるまでオートパイロットで上昇を続け、その間に管制から指令を受ける。
作戦は『敵補給艦と護衛戦闘機部隊の撃墜』。
『シャア少佐、敵戦闘機には例の機体も含まれているらしい。新型機の為詳しいスペックは不明だ』
「了解した。」
私の後を追うように僚機が左右後方の定位置についた。
「聞いた通りだ。いよいよ<白い悪魔>にお目にかかれるぞ、油断するなよ」
『了解です、少佐』
『了解』
「スレンダーもいいな?」
『りょ、了解です!』
…さあ、狩りの始まりだ。
見せて貰おうか、連邦軍の新型機の性能とやらを…
操縦桿を操作しながら、私は笑みが浮かぶのを止められなかった。
『敵機接近!ジオン軍戦闘機です!』
やはり出てきたか。
「ホワイトベース!中に赤い機体はいますか?!」
『います!アムロ、気をつけて!』
「了解!」
セイラさんの顔がモニターから消えて、直後にホワイトベースからミノフスキー粒子が散布された。
これで暫くはレーダー探知が難しくなるが、相手にとっても条件は同じになる。
前方の空とチカチカするレーダーを見比べる。
いた。前方、同高度に敵機編隊が微かにレーダーに映った。
「敵機確認!散開します!」
音声だけで伝えると、僕は下方に、他の僚機も各個迎撃の態勢を取る為に機首を返した。
マッハに近い速度で一瞬だけすれ違った機体は赤。
あれがジオンの<赤い彗星>、勇名を馳せるシャア・アズナブル少佐のザクだ。
同じ機種なのに3倍速で追撃すると恐れられる機体は、案の定僕のRX-78通称ガンダムを追尾してきた。
早い!
あっという間に尾部につけられてしまい、僕は慌ててフルスロットルで急上昇する。
凄まじいGが体中の骨を軋ませる。筋肉がいまにもバラバラになりそうだ。
押しつぶされる肋骨が肺と心臓を圧迫させ、血管が急激に収縮し下半身に流れていく。
パイロットスーツが自動的に下半身を圧縮して、無理矢理に血液を脳内に送り込む。
僅かな間の酸欠が視界を暗くする…これがグレイ・アウト。このままいけば確実に気を失うブラック・アウト…
一応、戦闘機乗りたる自分がブラック・アウトなんて恥ずかしい。意地でも気絶はしたくなかった。
腹筋に力を入れて何とか持ちこたえ、霞む視界と震える両腕を使って操縦する。
急上昇と急下降を繰り返し、左右に揺さぶってみても、赤いザクはぴったりとガンダムのケツに喰らい付いて離れない。
ロールしながら急上昇するとエンジンが失速し、推進力もなくなるために小さい円で敵機の後ろにつくことが出来る。
なんとか成功してザクの後方に付き、すかさずバルカンを撃つ。
射程圏内でロックオンしているにも関わらず、ザクはほぼ直角に急上昇して難なく避けていった。
…巧い…!!
『ア…ム………撃つ…は、ム…』
「聞こえないよ、セイラさん!』
無線に気を取られた隙に、ザクは上空からまっ逆さまに降下してきた。
操縦桿を右に倒して逃げたが、微かにザクのバルカンが垂直尾翼を掠っていった。
「ちい…っ!!」
「未熟だな!連邦のパイロット!!」
成程、態と失速して急旋廻するなど、咄嗟の判断はいいだろう。だが、私から見ればまだまだお粗末としか言えない。
「スレンダー、ケツにつけ!仕留めるぞ!」
『はい!』
「デニムの弔い合戦だ!」
「了…か…!!少佐…の!』
白と青と赤のカラーリングで塗装されたファイター、つまり戦闘機を駆って我が軍を脅かしているらしい。
精鋭機を瞬く間に撃墜したと聞けば、同じ戦闘機乗りの私が黙っていられる筈もない。
生憎私はまだ遭遇してはいなかったが、久々に手ごたえのありそうな敵機の噂に胸が躍る。
ジオンの<赤い彗星>の異名を取る私に対してか、敵機には<連邦の白い悪魔>などと異名をつけて呼んでいる。
…面白い。
その<白い悪魔>がどれ程の腕を持つのか、一刻も早く確かめたくて、私は出撃命令を心待ちにしていた。
そして、その機会は思ったよりも早くやって来た。
新型補給艦の護衛という形で<白い悪魔>が姿を現したのは、私には全く持って僥倖だった。
丁度アラート勤務中のこと、ブザーが鳴ると同時にブリーフィングルームを飛び出した私は、出撃を待って滑走路に待機中の真紅の愛機に飛び乗った。
「状態は!」
専門のメカニックに愛機"ザク"の調子を尋ねれば、にやりと笑って親指を突き出して見せる。
「絶好調です、シャア少佐!」
その声を聞きながら手早く計器をチェックし、ベルトを締めてバイザーを下す。
キャノピーを閉じるのを合図に、機体から離れたメカニックと挨拶を交わし、スロットルレバーをフルにする。
一瞬でジェット燃料に火が入り、耳を劈く轟音と共にザクは滑走路を駆け抜けた。
激しいGが、私を地上に縛りつけようと見えない無数の手を絡みつかせる。
その手を振り切り操縦桿を引けば、ほんの数秒で私は空に浮かんでいた。
後ろを振り返れば、僅かに送れて離陸した僚機が、真直ぐ私を追ってくるのが見える。
私は離陸時が一番好きだ。
これから行われるであろうドッグファイトへの期待が高まり、脳内をシナプスが駆け巡る。
巡航高度になるまでオートパイロットで上昇を続け、その間に管制から指令を受ける。
作戦は『敵補給艦と護衛戦闘機部隊の撃墜』。
『シャア少佐、敵戦闘機には例の機体も含まれているらしい。新型機の為詳しいスペックは不明だ』
「了解した。」
私の後を追うように僚機が左右後方の定位置についた。
「聞いた通りだ。いよいよ<白い悪魔>にお目にかかれるぞ、油断するなよ」
『了解です、少佐』
『了解』
「スレンダーもいいな?」
『りょ、了解です!』
…さあ、狩りの始まりだ。
見せて貰おうか、連邦軍の新型機の性能とやらを…
操縦桿を操作しながら、私は笑みが浮かぶのを止められなかった。
『敵機接近!ジオン軍戦闘機です!』
やはり出てきたか。
「ホワイトベース!中に赤い機体はいますか?!」
『います!アムロ、気をつけて!』
「了解!」
セイラさんの顔がモニターから消えて、直後にホワイトベースからミノフスキー粒子が散布された。
これで暫くはレーダー探知が難しくなるが、相手にとっても条件は同じになる。
前方の空とチカチカするレーダーを見比べる。
いた。前方、同高度に敵機編隊が微かにレーダーに映った。
「敵機確認!散開します!」
音声だけで伝えると、僕は下方に、他の僚機も各個迎撃の態勢を取る為に機首を返した。
マッハに近い速度で一瞬だけすれ違った機体は赤。
あれがジオンの<赤い彗星>、勇名を馳せるシャア・アズナブル少佐のザクだ。
同じ機種なのに3倍速で追撃すると恐れられる機体は、案の定僕のRX-78通称ガンダムを追尾してきた。
早い!
あっという間に尾部につけられてしまい、僕は慌ててフルスロットルで急上昇する。
凄まじいGが体中の骨を軋ませる。筋肉がいまにもバラバラになりそうだ。
押しつぶされる肋骨が肺と心臓を圧迫させ、血管が急激に収縮し下半身に流れていく。
パイロットスーツが自動的に下半身を圧縮して、無理矢理に血液を脳内に送り込む。
僅かな間の酸欠が視界を暗くする…これがグレイ・アウト。このままいけば確実に気を失うブラック・アウト…
一応、戦闘機乗りたる自分がブラック・アウトなんて恥ずかしい。意地でも気絶はしたくなかった。
腹筋に力を入れて何とか持ちこたえ、霞む視界と震える両腕を使って操縦する。
急上昇と急下降を繰り返し、左右に揺さぶってみても、赤いザクはぴったりとガンダムのケツに喰らい付いて離れない。
ロールしながら急上昇するとエンジンが失速し、推進力もなくなるために小さい円で敵機の後ろにつくことが出来る。
なんとか成功してザクの後方に付き、すかさずバルカンを撃つ。
射程圏内でロックオンしているにも関わらず、ザクはほぼ直角に急上昇して難なく避けていった。
…巧い…!!
『ア…ム………撃つ…は、ム…』
「聞こえないよ、セイラさん!』
無線に気を取られた隙に、ザクは上空からまっ逆さまに降下してきた。
操縦桿を右に倒して逃げたが、微かにザクのバルカンが垂直尾翼を掠っていった。
「ちい…っ!!」
「未熟だな!連邦のパイロット!!」
成程、態と失速して急旋廻するなど、咄嗟の判断はいいだろう。だが、私から見ればまだまだお粗末としか言えない。
「スレンダー、ケツにつけ!仕留めるぞ!」
『はい!』
「デニムの弔い合戦だ!」
「了…か…!!少佐…の!』
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